
相続対策のポイントって?
相続診断士の都丸です。
以前に比べ「相続」という言葉を色々なところで目にするようになりました。
本屋に行けば相続関連の書籍が並ぶコーナーがあり、新聞やインターネットの特集やニュースで「相続」の文字を見ない日が少ないかもしれません。 (私が意識して見ている、というのもありますが・・)
その中で「家族や親戚とのコミュニケーションが相続対策のポイント」というのがありました。
コミュニケーションが大切?当たり前すぎるような??
一見簡単で当たり前なことのように感じるかもしれません。
しかし実際の相続の現場ではこのような事がよくあります。
「近くに住む姉とは昔からあわなくて・・」
「前に祖母が亡くなった時、親戚と少しトラブルになって。それを根に持っているのか、今はほとんど行き来がなくなって」
「介護が必要になった親の世話をするのは長男である自分の務めだと思っているけど、他の兄弟が全く無関心なのはどうなんだろう?」
家族や親戚だからこそ
何故なんだろう・・?と考えたとき、
家族や親戚だからこそ「話しやすいこと」「話しにくいこと」があるんだということに気づきました。
特に「お金のはなし」、まして身内となるとどうしても遠慮や奥ゆかしさから、表立って「しない」「しにくい」
という傾向があると思います。
しかしその結果、重要な話し合いを先送りしてしまい、「その時」が来て初めて話し合うという家庭が
ほとんどです。
「相続」という大きなテーマを一度にすべて解決しようとするととても大変なことですが、少しずつ
家族や親戚で「直ちにではないがとても重要なこと」について話しをする環境が出来ればいいな、と思います。