これから前橋初市まつりに向かう相続診断士の近藤です。
皆様、「エンディングノート」ご存知でしょうか?
一般的にはご高齢の方が人生の終末期に迎える死に備えて自身の希望を書き留めておくノートと言われております。
介護、後見、延命治療、葬儀、お墓、仏壇、家系図、財産、自分史等それ以外にも自分の望む事柄を自由に書く事が出来ます。
ただ法的な拘束力は全くありません。
しかしながら私はすべての方にこのエンディングノートをお勧めしております。
今年に入り最初の仕事で70代のお客様Sさんから財産分与についてご相談を受けました。
お子様が3人いらっしゃるSさんは自分の亡きあと、子供たちにもめてほしくないとの理由から自分が元気なうちに遺言書をしっかりご準備されていらっしゃいました。
しっかりご準備されておられ素晴らしいですね。
と言葉をかけるとSさんは少し不安そうな声で
これでいいのかなぁ・・・とつぶやいておられました。
おっしゃる通り遺言書は大切です。
それに加えて、なぜこのように財産を分けたのか。
Sさんの思いが伝われば、お子様たちも納得してくれると思われませんか?
そして私の亡き後も兄弟で仲良く過ごして欲しいと率直な気持ちも加えてエンディングノートに綴ってみてはいかがでしょう。
Sさんの表情がみるみるうちに明るくなるのがわかりました。
エンディングノートの価値の一つとして残った家族に自分の思いを伝える事が出来ます。遺産は相続人が多いほど均等に分けるのは難しいのが現状です。この「家族への思い」が記されていたおかげ親の思いが遺族に伝わり争族に発展せずに済んだケースも多々あります。
相続対策の準備として是非エンディングノートを活用されてはいかがでしょうか?
もちろん書き方もしっかりアドバイス致します!
群馬県、もしくは群馬県近郊で相続対策をお考えの方は財務相続対策協議会までお気軽にお問合せ下さい。