お世話になった方から伺い、深く感銘を受けた事があります。
ある実業家の方の講演です。
たくさんの心に響く内容の中で、特に響いたのが以下のお話です。
この方が還暦を過ぎたころ「ずいぶん長く時が流れたものだ」と少し寂しい気持ちになったそうです。
そんなある日、ご自宅の砂時計を見て、
「時というものは砂時計の上から下に流れる砂のようなものかもしれない。
だとしたら時は過ぎていくものではなく溜まっていくもの。
これから先もいい日々を過ごし、いい時を溜めていこう・・」
とても素敵な考えで非常に新鮮でした。
「豊かな人生とは、いい時を過ごしいい時を溜めていくもの。
いい時とは、いい人、いい仕事、いい本などとの いい出会い が作る。
この いい出会い を作るために、自分自身中身を磨き魅力を蓄えるような日々を過ごすように」
と締めくくられたそうです。
相続の相談を受ける中で、
「以前こんなことがあって兄貴とは仲が悪く・・」
「姉は親の面倒をまったくみていないのに何で・・」
ということを多く伺います。
もちろん色々な状況はありますが、それらの多くは相続発生の「その時」に起きるものではないのかもしれません。
家族で「いい時」をたくさん溜めて、笑顔相続に変えていければと考えこれからもサポートしていきたいと思います。
相続診断士・AFP 都丸